大阪府と大阪市は2020年春にもIR事業予定者を決める方針を固め、府は24日にも事業者向けの募集要項を公表すると23日、日本経済新聞が伝えた。
審査は19年秋から始めるという。松井一郎大阪市長は知事時代に、今春にもコンセプトを公募したいと話していた。
大阪府市は今年8月ごろに募集要項に沿った提案書を事業者から募り、事業者から聞き取りもする。最終的には20年春に事業者を選定する運びだ。府市は25年国際博覧会(大阪・関西万博)を控えており、開催前となる24年にIR開業を目指している。
報道では着工は22年4月とされているが、IAGの取材に対し、大手事業者は「建設工事は3年はかかる」と話しており、引き渡しはもう少し早まる可能性がある。
府市は2月まとめたIR基本構想案で、IR全体の投資規模を9300億円、年間来場者数1500万人、年間売上高4800億円と見込んでいる。