マカオトップのジャンケット事業者、サンシティー・グループが、ベトナムの統合型リゾート、ホイアナが今年後半に開業する時には最大6社の競合ジャンケットを同リゾートに迎え入れる予定であることを明かした。
サンシティはホイアナの34%を所有しており、同社にとってカジノ事業に乗り出すは初めてのこととなる。サンシティの最高投資責任者兼執行役員のアンドリュー・ロー氏が、Inside Asian Gamingの5月号で特集される内容豊かなインタビューの中で、ホイアナの詳細について語ってくれた。
ホイアナで他のジャンケットがVIPルームをオープンさせる予定があるかどうかという質問に対して、ロー氏は以下のように回答した。「はい、 数年前に[ホイアナの]設計を始めた当初は、4つのジャンケットルームを考えていた。しかし現在はそれを7つに変更しサンシティルームを1階に移動させた。どこへ行こうとも他のジャンケットはついてくると思う。それについてはすでに様々なジャンケットと協議を行なってきた。現在は絞り込みの段階。同じ様に、同業者がカジノを建てて、我々にジャンケットルームを開くよう誘ってきたならば、参加すると思う」
ロー氏はまた、ホイアナの開業時はホテルの収容能力が限られているため、ゲーミング粗収益の約75%がVIPになると予想している。しかし、サンシティは、長期的にはホイアン近くの986ヘクタールの土地に建てられるこのIRが「エンターテインメントの中心地」になることを思い描いている。
ロー氏は、「それが我々の方向性。カジノを振興することにはそれほど興味はなく、我々はエンターテインメントを振興していく。そしてもしスロットマシンで遊ぶのがお好きなら、どうぞということ」と語った。
アンドリュー・ロー氏とのインタビューの全容は、来週出版されるIAGの2019年5月号でご覧いただくことができます。