メルコリゾーツのフィリピン現地パートナー、ベルコープのゲーミング子会社、プレミアム・レジャー(PLC)では、2019年3月31日までの3か月間の純収益が、ロトおよびKENO部門の減益によって、前年比13%減の4億8,520万比ペソ(約10億4,569万円)となった。
PLCが50.1%を保有するパシフィック・オンライン・システムズ(POSC)では、19年第1四半期、収益が49%の急落となり、5億6,000万比ペソから2億9,400万比ペソに減少した。
四半期業績報告の中で同社は、この減益の原因をスモール・タウン・ロッタリー(小規模宝くじ店)の競合によるものだとし、「PCSO(国家慈善宝くじ事務局)や代理店ネットワークと緊密に協力して同社が提供するパリ・ミュチュエル方式ゲームの魅力向上に務めている。そして事業全体での費用削減策を実行している」と付け加えた。
同四半期のPLCの事業EBITDAは16%減の5億1,570万比ペソだった。
PLCは、シティー オブ ドリームス マニラのゲーミング粗収益における同社のシェアを6億6,400万比ペソから1Q19には7億2,500万比ペソと9%拡大させたにも関わらず、このようなマイナス成長となった。
親会社のベルコープもまた、不動産事業からの収益が8%増の8億7300万比ペソに成長し、その中の6億6,800万比ペソが、シティー オブ ドリームス マニラを構成する土地と建物のメルコリゾーツへのリースからのものであった。
ベルコープの連結収益は6%減の19億比ペソだった。