中国がビデオゲームのコンテンツに関する多くの新規制を発表し、その中にはポーカーや麻雀タイトルの禁止が含まれている。
最近の編成された国家新聞出版署(State Administration of Press and Publication)が今月明らかにしたこの制限では、中国の帝国史に関するものをベースにしたゲーム、そして血や死体などの表示も違法化される。しかし、ポーカーと麻雀の禁止が特に大きな打撃となる可能性が高く、ビデオゲームリサーチ会社のニコパートナーズ(Niko Partners)は、2017年に中国で承認された8,561のゲームの37%がポーカーと麻雀をベースにしていると予測している。
昨年の今頃、あらゆる形式のソーシャルポーカーゲームを扱う全アプリの閉鎖、そしてそれらアプリのアプリストアからの削除を求めたオンラインポーカーアプリへの取り締まり強化に続く形で今回の全面禁止となった。当局は当時、ポーカーは競技として認められなくなると発表していた。
テンセントなどの大手オンラインビデオゲーミング運営会社にはこの規制に適合するための資源があると考えられる一方で、多くの小規模事業者は既存のゲーミングポートフォリオを規制に合わせるための莫大な費用が賄えず、廃業を余儀なくされることが予想されている。
昨年5月に従業員6人が逮捕されたオンラインポーカーおよびボードゲームを提供するアワーゲーム・インターナショナル・ホールディングスなどの他の企業は、すでにその依存をオンラインゲーミングから別の事業に移し始めている。
中国は、未処理のタイトルの多さや、暴力やギャンブルへの露出への懸念から、すでに2018年5月にアプリ内課金などの方法を通じた新ゲームの収益化への承認を停止している。今月公表された改正版の規制の下で、国家新聞出版署は制限事項の中に新しいゲームへの承認に年間の上限を加える予定をしている。