MGMコタイの広大な屋内スペース、スペクタクル(The Spectacle)がギネス世界記録のタイトルを手にした。
MGMは水曜、スペクタクルが世界最大のフリースパングリッドシェルのガラス張り屋根(自立型)の世界記録を達成し、同時にこのタイトルはマカオで初めての建築、構造分野のギネス世界記録となった。
3,700億米ドル(約41兆4,229億円)をかけたスペクタクルについて、同社は「自然と最先端テクノロジーを融合したクリエイティブでダイナミックなデザインの没入型空間」と説明している。
床から天井までの高さは37mで、面積はテニスコート30面に相当する8,073㎡。コーン・ペダーセン・フォックスがARUPと協力して着想し、Siu Yin Wai & Associates Limited (Hong Kong)が設計を行った。
屋根構造自体は4,365本の梁と1,531の梁の節点で構成されており、総重量は2,000トン。
スペクタクルの特徴には他に、サイズの異なる25枚のLEDスクリーンが備え付けられた巨大360度デジタルキャンバス、そして100,000以上の植物が植えられた最先端の屋内立体緑園などがある。
MGMのパンジー・ホー同席会長兼執行役員は、「イノベーションとインスピレーションというMGMが大切にする2つの価値観に後押しされたスペクタクルの建設は、緑を多く取り入れたバイオフィリックデザインアプローチを通じてゲストと自然を結びつけるという当社のコミットメントを体現する一見不可能な建築上の偉業である」とコメントした。