シーザーズ・エンターテインメントは、トニー・ロディオ氏が新しい最高経営責任者に就任することを発表した。
現在アフィニティ・ゲーミングでCEOを務めるロディオ氏は、今後30日以内にシーザーズへと移ることになる。
シーザーズのジェームス・ハント会長は「トニーは、業務上の卓越した手腕、実績のあるリーダーシップ、そして業界への深い理解と専門知識でシーザーズを率いてくれる。トニーは、自身のキャリアを通じて我々の業界で事業を構築し成長させることに成功してきた非常に優れた人物だ。シーザーズがゲストを楽しませ、社員にとって友好的かつやりがいのある職場を作り上げ、そして株主やその他関係者のために価値を生み出してきた長い歴史を今後も続けていく中で、トニーには当社の優秀な経営陣を率いるためのビジョンや業務上の深い経験があると確信している」とコメントした。
引退するマーク・フリッソーラ社長の後を引き継ぐロディオ氏の任命は、年初から積極的にシーザーズの株式の28.5%を取得してきた実業家のカール・アイカーン氏の依頼によるものだと言われている。アイカーン氏は、シーザーズが巨額の負債を克服しようとする中で、同社が売却または合併のどちらかを行うことへの希望も表明している。
それを念頭において、シーザーズは火曜、「株主価値をさらに作り出すために現在行っている取り組みの評価を監督するため」の取引委員会(Transaction Committee)の設立も発表している。
シーザーズは、選択肢には独立した公開会社として運営を続けていくことが含まれていると述べながらも、委員会設立の決定は「業界関係者からのシーザーズとの取引の可能性に関する問い合わせを受けてのものである」と付け加えた。