メルコリゾーツ&エンターテインメントが、2018年サステナビリティ(持続可能性)レポートのリリースに続いて「Above & Beyond(期待の上を行く)」と呼ばれる新サステナビリティ戦略を発表した。
レポートは、野心的な最終目標、具体的な行動目標について説明し、会社のビジネスにとって不可欠だと同社が話す環境上、社会上そしてガバナンス上(ESG)の主要な問題に関するメルコの情報開示を強化する。
「Above & Beyond」戦略は、2030年までに以下の4つの主な最終目標を達成することを目指している。①様々な排出源全体での削減目標によるカーボンニュートラル(CO2の排出量=植物などの吸収量)リゾートの達成。②日々の業務での使い切りプラスチック排除を含めたリゾート全体での廃棄物ゼロの達成。③社員が働きたいと思う会社であり続け、社員にとってトップクラスの労働環境の構築。④顧客体験の中にサステナビリティを継ぎ目なく統合することでゲストの関心を喚起。
メルコは、この目標は環境サステナビリティ、責任あるゲーミング、社員とコミュニティの関与、そしてガバナンスや企業倫理に関する方策を通じて、メルコの事業全体で実施されていくと述べた。
メルコは最近、新プラスチック経済グローバル・コミットメント(New Plastics Economy Global Commitment)に署名したことを受けて、2020年までにアジアにあるリゾートと会社事務所から全ての使い切りペットボトルを排除すると約束していた。
ローレンス・ホー会長兼CEOは、「社会の主な環境上そして社会上の課題を解決する中で、全員が役割を持っている。このレポートは、変化に向けたメルコのビジョンを明らかにし、会社および業界内の成長のエンジン、そして変化へのきっかけの両方としてサステナビリティを尊重するという当社の決意を示している。 初めから、メルコは自らの行動の全てにおいてゲームチェンジャーになることを目指す。『Above and Beyond』は、関係者全員にとって当社のビジネスを持続可能なものにし、マカオ、マニラ、キプロスの現地コミュニティ、そして現在は日本にも、さらに持続可能な未来を提供するための当社のコミットメントである」と述べた。