ゲーミング監察協調局が発表した数字によると、マカオの3月のゲーミング粗収益(GGR)は前年比0.4%の微減となる258.4億マカオ・パタカ(約3,541億円)となった。
2019年になってからの3か月間でアジアのゲーミング中心地であるマカオがマイナス成長となるのは今回で2度目となる。マカオでは以前、29か月連続の前年比成長を記録していた。
しかしながら、当初の5%の減少という予想よりは良い結果となった。実質ベースでは、2月にマカオのカジノが獲得した253.7億パタカ、そして1月の249.4億パタカを上回る最高額の収益を上げた月でもあった。
アナリストは予想よりも好調な結果はマス部門での成長に起因するとし、JPモルガンのDS・キム氏は、VIP部門ではマカオトップのジャンケット3社が、過去平均3.1%に対して控除率が3.4%から3.5%となる幸運を享受することになったと述べた。キム氏によると、VIPの掛け金総額は約10%減少したという。
バーンスタインのヴィタリー・ウマンスキー氏、ユーニス・リー氏そしてケルシー・ヂゥー氏も同意見で、「ジャンケットVIPでの高いホールド率に助けられて」、VIPのGGRが最終週に増加したと述べた。