アジアのゲーミング及び旅行投資会社のサンシティー・グループは、2017年の1億9,700万元の利益から減益となり、2018年12月期は14.6億元(約241億円)の損失を計上した。これは主に、8億5,970万元のデリバティブの評価額の変化と転換社債型新株予約権付社債に関連する1億8,100万元の為替差損が原因となった。
この損失によって、ホテル及び統合型リゾートのコンサルティングサービスの提供からの収入、そして旅行関連商品・サービスからの収入を含む同年の実質的な前年比での収益増加が影を潜めることになった。2018年のグループ全体の収益は45.5%増の7億9,260万元となり、ホテルおよび統合型リゾートのコンサルティングサービスセグメントは250万元(約4,130万円)から1,980万元(約3.27億円)へと成長した。
サンシティは現在、建設中のベトナムのIR、ホイアナとシヌアークビルにあるカンボジアのカジノリゾートに開業準備の管理・コンサルティングサービスを提供している。同社はホイアナの34%の株式を保有する。
アジアのゲーミング及びレジャー産業関連の旅行代理店サービスからの収益は、620万元から770万元へと増加し、旅行関連商品の販売は53.8%増の5億3,510万元(約88.4億円)にのぼった。
旅行サービスと販売はグループの2018年収益の68.48%を占め、2017年の65.01%から増加した。
サンシティ・グループの上場子会社はジャンケット営業からの収益を含んでいない。