トラベラーズ・インターナショナル・ホテル・グループ(TIHGI)では、フィリピンの統合型リゾート、リゾーツ・ワールド・マニラ(RWM)に新ホテルが加わった。TIHGIは2018年、粗収益が17%増の247億比ペソ(約520億円)を記録した。
グループ全体で収益が増加し、ゲーミング及び非ゲーミング収益の両方で17%増、非ゲーミングセグメントは過去最高の47億比ペソ(約99億円)をにのぼった。
同社はこの成長を2つの新ホテルと豪華な新ゲーミングエリアのオープンによるものだとした。同社では、2017年の単独犯による銃撃事件によって壊滅的な被害を受け2階のゲーミングロアが閉鎖されていた。
RWMのキングソン・シアン社長兼CEOは、「業績の改善は、グランド・ウイングの1階のゲーミングのオープン、そしてヒルトン・マニラとシェラトン・マニラ・ホテルの開業に後押しされた。両ホテルで、当社のホテルポートフォリオに747室が追加された」と述べた。
トラベラーズは、3つ目の新ホテル、オークラ・マニラが2019年の開業を予定しており、それによって、グラント・ウィングホテルの部屋数が940室となると述べ、それに加えて新しいゲーミングエリア、エンターテインメント、小売スペース、そして地下6階の駐車場がオープンすることも明かした。
シアン氏は「グランド・ウィングが全面営業を始めれば、RWMは国内最大かつ最も多岐にわたる統合型リゾートとなり、顧客にスリリングな体験を提供できる」と語った。
トラベラーズは、18年度のEBITDAが39億比ペソ、そして純利益が14億比ペソとなったことを報告している。