MGMリゾーツ・インターナショナルのジム・ムーレン会長兼執行役員は、日本のIRライセンス入札において同社が成功しているかどうかは、2020年初頭までに判明するだろうと語る。
MGMリゾーツがイベントスポンサーとなったメジャーリーグゲームでは、木曜に東京でオークランド・アスレチックス対シアトル・マリナーズ戦の2試合が行われ、試合前にブルームバーグのインタビューに答えたムーレン氏は、同社がその選択都市を大阪に絞ると決めていることを繰り返し述べ、大阪が3つの候補地の中で、IRの全体計画を発表する最初の都市となることを予想していると付け加えた。
ムーレン氏はこのように語った。「法案が通過したのはたった一年前のことで、我々は全ての力を大阪に注ぎ込む決断を下した。大阪が最初のIR建設地になると信じている。政府は2025年の万博に関連して、できる限り早く大阪の夢洲全体を開発することを切望している。今後3か月から4か月の間に大阪でのタイミングがいつになるかが判明するだろう。大阪市は開発提案公募(RPF)を実施する。競争はかなり激しくなることが予想される。MGMはそのRFPに参加する1社となる予定をしており、来年の今頃に決定が下されることになると思う」
ムーレン氏は、MGMが「最終的に日本のコンソーシアムを構成する数多くの日本企業と会うなど、大阪での競合他社に『勝る努力』をしてきた」と語った。
そんな中、大学野球の元選手であるムーレン氏は、木曜夜の試合での始球式という名誉ある役割を与えられた。マリナーズ外野手であり、野球界のレジェンドである45歳のイチロー選手の引退試合とも重なって、その名誉は倍増する結果となった。
「うまく投げられて良かったよ。きょう、東京ドームで一番幸せな男です」と、夢の舞台での興奮を伝えた。