4月7日投開票の大阪府知事・大阪市長の『ダブル選』で、元市議の柳本顕氏(45)が14日、市長選に立候補する意向を固めた。自民党大阪府連の出馬要請を受け入れたもの。日本経済新聞などが伝えている。
自民は知事選に元副知事の小西禎一氏(64)を擁立することを決めており、維新が掲げる「大阪都構想」を争点とするダブル選の対決構図がほぼ固まった。
柳本氏は同日夜、大阪市内で記者団に「立候補を決めた。都構想はこの戦いで完全に終止符を打ちたい」と語った。
柳本氏は関西電力元社員で1999年に大阪市議に初当選。市議を5期務め、都構想反対派の急先鋒として知られる。15年の市長選では吉村洋文氏に敗れ、今夏の参院選大阪選挙区に自民党から出馬する予定だった。今回は維新代表の松井一郎氏と対決する。