メルコリゾーツ&エンターテイメントが、新プラスチック経済グローバル・コミットメント(New Plastics Economy Global Commitment)への署名を行い、2020年末までにアジアにあるリゾートと企業オフィスから全ての使い切りプラスチックボトルを廃止すること、そして同社のリサイクルプログラムを拡大することを約束した。
エレン・マッカーサー財団が国連環境計画と協力して率いるこのプログラムは、プラスチックごみと汚染を廃絶することを目的とした国際的な取り組み。
声明の中でメルコは、統合型リゾートであるシティ・オブ・ドリームス マカオ、スタジオ・シティ、アルティラ・マカオ、シティ・オブ・ドリームス マニラに加えて、香港、マカオ、フィリピンおよび日本における同社の企業オフィスや施設全体で、問題となるプラスチックの使用削減とサーキュラーエコノミーの推進にコミットしていくと述べた。
同社は、2019年末までに全従業員エリアでの使い切りのペットボトルの全面廃止、2020年末までにそのエリアを全ゲストエリアに拡大する計画をしており、計画にはアメニティーキット、ゴミ袋、ペットボトル、ストロー、使い捨て食品飲料容器および器具なども含まれている。メルコは、2019年半ばまでに、再利用不可、リサイクル不可、又は堆肥不可である包装についてのプロセスを完了させ、2025年までにそれぞれに対処するための「実施計画をさらに発展させる」と付け加えた。
メルコのローレンス・ホー会長兼CEOは、「先頭を走る統合型リゾート事業者、そして責任ある企業市民として、周辺コミュニティが抱える重要な環境問題を解決する助けとなる具体的な行動をとることは我々の義務だ。環境をよりよい状態で次の世代に残していく必要がある、そしてメルコは自分たちの役割を果たすことに全面的にコミットしている。」と語った。