4月7日投開票の大阪府知事、大阪市長の”ダブル選”で、自民党は知事候補として11日、元大阪府副知事の小西禎一氏(64)の擁立を決めた。毎日新聞などが一斉に伝えた。
自民は当初、俳優の辰巳琢郎氏(60)に立候補を要請したが10日に断られ、新たな候補者選びを進めていた。
行政経験が豊富な小西氏は大阪維新の会の政策の問題点にも詳しく、公明党や立憲民主党が相乗りできる「反維新」候補として白羽の矢を立てられ、本人も快諾した。
小西氏は1980年に大阪府に入庁。総務部長などを経て2012年に維新の松井知事の下で副知事を務めたことがある「元側近」だ。最終的には職員人事や政策を巡って松井知事と対立。15年、任期途中で退職していた。
知事選は21日、市長選は24日に告示。自民は市長選についても対抗馬の擁立作業を進めている。