もちろん、4月7日に投開票される北海道知事選の結果によっては、方向がガラリと変わる。
それでも北海道におけるIR誘致の優先候補地に決まっている苫小牧市では、その実現に向けての歩みが着実に進められている。
米国のIRオペレーター、モヒガン・ゲーミング&エンターテインメントは、4月をめどに苫小牧市に事務所を開設する。地元の苫小牧民報が報じたもの。
同社のクリストファー・ジョーンズ企業金融部長によると、「事業PRとIRにかかわる情報発信拠点としての利活用を進めたい」とのこと。事務所はそのまま情報発信のショールーム的な役割も果たし、地元企業と連携したセミナー開催などを企画する考えもある。
ちなみにこの事務所の場所は、同じく米国拠点のIRオペレーター、ラッシュ・ストリート・ゲーミングが、昨年12月に立ち上げた苫小牧事務所と同じビルになる予定。
苫小牧では先発として、カナダのIR投資・運営会社、クレアベストニームベンチャーズ社が昨年1月から事務所を設置している。さらに、すでに北海道で行われたショーケースやセミナーで意欲的なプレゼンを行っているハードロック・ジャパンも、4月には現地オフィスを開設する予定だ。
これで現地事務所を置く海外オペレーターは4社に。熱い知事選でIR誘致の方向性がクリアになれば、次はオペレーター各社が一気にギアを上げる番だ。