純収益が前年比14%増の552億香港ドル(約7800億円)、調整後EBITDAが19%増の169億香港ドルとなったギャラクシー・エンターテインメント・グループ(GEG)は、地政学的そして経済的問題によってダメージを受けた2018年を上手く切り抜けたと、木曜の年次業績報告の中で同社は述べた。
ギャラクシーは、国際的な貿易の緊張、鈍化する中国経済、上昇する金利、為替変動、そしてマカオ特別行政区での禁煙の導入も投資家心理に影響を与え、変動期の原因となったと語った。
それらの問題にもかかわらず、2018年の経営ベースのゲーミング粗収益(GGR)は前年比16%増の672億香港ドルとなり、VIPのGGRは18%増の373億香港ドル、そしてマステーブルのGGRは14%増の275億香港ドルにのぼった。 EGM(電子ゲーミング機)の収益は15%増加の25億香港ドルとなった。
グループでは、2018年の間ゲーミング事業で不運な結果となり、調整後EBITDAはおよそ4億8400万香港ドル減少することとなった。 この不運は、ギャラクシー・マカオの調整後プロパティEBITDAにもマイナスの影響を及ぼし、2018年に4億3400万香港ドルの減少となった。
それでも、ギャラクシー・マカオの18年度純収益は前年比14%増の395億香港ドルにのぼった。調整後EBITDAは16%増の129億香港ドルとなった。
ペニンシュラの施設、スターワールドでは、2018年に純収益が前年比18%増の122億香港ドルを記録し、調整後EBITDAは28%増の38億香港ドルにのぼった。
ブロードウェイ・マカオは上昇を続け、2018年の純収益が前年比9%増の5億6200万香港ドル、調整後EBITDAは2017年の1000万香港ドルに対して3200万香港ドルとなった。
四半期業績
GEGの18年度第4四半期の純収益は前年比2%増、前四半期比9%増の142億香港ドル、調整後EBITDAは前年比4%増、前四半期比12%増の43億香港ドルとなった。
ギャラクシー・マカオは18年第4四半期に、前年比2%増、前四半期比11%増となる104億香港ドルの純収益を計上した。
スターワールドの収益は30億香港ドルに達し、前年比12%増、前四半期比2%増となった。 ブロードウェイ・マカオの四半期純収益は前年比、四半期比共に1%減少の1億4400万香港ドルとなった。