香港の信徳集団(シュンタックホールディングス)が、マカオのゲーミング事業者SJMホールディングスの親会社であるSTDMとの間で製品・サービス基本契約を更新し、今後3年間引き続きゲーミング事業、ホテル運営、そして旅行関連サービスを提供することが決まった。
契約期間は2019年1月1日に遡って開始され、2021年12月31日まで続く。
香港証券取引所への報告書の中で信徳は、更新された契約にはホテル及びその他ホスピタリティ施設、グランド ラパホテル、グランド コロアン リゾートそしてマカオ・タワーなどのSTDMグループが所有する事業、フェリーチケットの販売といったSTDMが所有する様々な施設への幅広い施設関連サービス、そして旅行及び輸送サービスの販売への管理運営サービスに関する条項や、ホテル宿泊設備、クルーズサービス、タクシーサービスそしてチケット発行など旅行代理店サービスに関する条項が含まれていると語った。
同契約は非排他的契約となっている。
契約の更新は、直接または支配権を持つ会社を通してSTDMに26.5%の株式を保有する信徳集団のパンシー・ホー会長が香港のフォック一族と共同でSTDMへの保有比率を合計で53%とする同盟を組んでから約1か月後に行われた。STDMは逆にSJMの54%の株式を保有する。
信徳とSTDMとの以前の製品・サービス基本契約の下で信徳は、2017年には1億7060万香港ドル、そして2018年11月30日までの11月間には1億4890万香港ドルを稼ぎ出した。
契約ではまた、STDMが信徳の旅行代理店に対してホテル宿泊設備、観光スポットのチケット、現地ツアーおよびヘリコプターチケットなどの旅行商品を提供することに加えて、引き船や関連の海運サービスなどの事業支援サービスの提供も定められている。