サイエンティフィック・ゲームズが2018年第4四半期に黒字に転換し、純収益は4310万米ドルの純損失から2億680万米ドルの利益へと増加した。この増加はシャッフルテック・インターナショナルとの訴訟が12月に和解に達したことに大きく起因している。
Inside Asian Gamingが以前伝えていた通り、和解によって同四半期に余剰が計上されたことで、サイエンティフィック・ゲームズは負債が1億8310万ドル減少したことを報告した。
シャッフルテックを別にしても、スポーツくじ事業の「NTX」で5170万米ドルの収益を生み出し、宝くじ及びソーシャル事業でも成長を見せたことが収益の増加につながり、18年第4四半期の収益は前年比8%増の8億8570万米ドルとなった。
連結調整後EBITDAは6%増の3億4350万米ドルで、これは主に収益増加と経営効率の継続によって引き上げられる結果となった。
区分別では、ゲーミング機売上の減少が一因となり、ゲーミングの総収益が22.7%減の4億6980万米ドル、そして調整後EBITDAは2%減の2億3320万米ドルとなった。
くじの総収益は6% 増の2億3070万万米ドルにのぼり、一方でBingo Showdown、Jackpot Party Social Casino、そして最近リリースされたMONOPOLYがテーマのカジノアプリといったソーシャルアプリによるソーシャル事業の収益は19%増の1億1370万米ドルとなった。
18年度、サイエンティフィック・ゲームズは9%増となる33.6億米ドルの収益、そしてこちらもまた9%増となる13.3億米ドルの調整後EBITDAを計上した。同年の純損失は2億4230万米ドルから3億5240万米ドルに拡大した。