フィリピンの統合型リゾート事業者、ブルームベリーリゾーツが、マニラのケソン市に計画しているカジノリゾートの設計、建設そして開発の資金のために400億比ペソ(7.67億米ドル)の融資を確保した。
融資は、 オムニバス担保付融資契約と呼ばれ、ブルームベリーの子会社であるスレステプロパティーズとブルームベリーリゾーツ・アンド・ホテルズがそれに署名し、期間は10年間となる。
この複合融資ファシリティの貸出人には、フィリピンナショナルバンク、BDOユニバンク、メトロポリタン銀行、ユニオン・バンク・オブ・フィリピン、バンク・オブ・コマース、チャイナ・バンキングそしてロビンソンズ銀行が含まれ、BDOユニバンクの投資信託グループが担保管理者、ファシリティエージェントそして支払代理人に指名されている。
マニラのエンターテインメントシティ特区にあるソレア リゾート アンド カジノの運営体であるスレステプロパティーズは、2015年にケソン市のIR用地として1.57ヘクタールの土地区画を19.8億比ペソ(3800万米ドル)で購入し、ブルームベリーの会長兼CEO、エンリケ・ラソン Jr氏は昨年、建設開始が2019年中頃に予定されていると語った。
同氏はまた、ケソン市のリゾートは、 土地はソレアよりも小さいにもかかわらず、カジノはソレアと同等の合計床面積を持つ可能性があること、そしてそれは高い建物となることが予想されることを明かした。