IGTのアジア太平洋専務取締役、アンドリュー・ヘリー氏は、最新スロットマシンがマカオというアジアのカジノ中心地で市場シェアを広げるとして、導入している現在の試用期間内に、マカオの事業者から信頼を得られると自信を見せる。
すでに地域全体でシステムセグメントのリーダーとして有名なIGTは、非常に高い利益が見込まれるマカオのスロット市場において、アジア太平洋チームの再構成と、スタンドアロンやリンク・プログレッシブのスロットマシンの開発を通し、アリストクラートとサイエンティフィック・ゲームズに続いて主要ブランド第3位になる、と公表している。
これらのスロットマシンは、今や数多くのマカオの事業者が試しており、ヘリー氏が今週のICE ロンドンでInside Asian Gamingに伝えたところでは、序盤の手応えを感じられるという。
「今の所、確かな手応えを感じている」と、ヘリー氏はコメント。
「現時点では、市場で実績を残せるであろう製品が開発できており、これはまだ、我々が発展中であることを意味する。今度は、それをこの試用期間で証明する番だ」
「これまで、事業者からは良い反応を得られた。市場は、当社のマシンを好意的に思っているようだ。しかし、事業者が安心して製品を購入し、エンジニアが継続して製造できるようにするためにも、この90日の試用期間でさらなる確証を得なければならない。当社は、自らを過小評価する傾向があるが、IGTの観点で考えると、可能性は十分にあるはずだ。あとはどのように前進していくか、である」
ヘリー氏は、IGTの新たなオーストラリア・ニュージーランド (ANZ) ビジネスが、2018年で26%飛躍するという同様の結果を記録し、2019 年は先例に倣ってマカオとアジアの他地域に焦点を当てていくと言及。
「地域的に見てみると、当社の努力の成果が実るのは、アジアの場合だと12から18ヶ月ほど遅れるだろうと思われる」と、同氏は言う。「2018年は、投資と見直しの年。2019年は、アジアで結果を出したい。それを実現できる製品が当社にはあると信じている。
「間違いなく、アジアにおけるシステムのリーダーであると、まだ自負している。当社には優れた製品があり、良い評判もある」
「今は、ゲームの一貫性を実現し、前進していく必要がある。この試用期間が終われば、それも実現されていくように感じている」