カジノに特化した金融テクノロジーを提供するエブリのセールス&マーケティング部門副社長、エドワード A・ピーターズ氏は、アトリエントゲーミングとの新しいパートナーシップが、2社がアジア市場でより大きなシェアを獲得する手助けとなることを期待していると述べた。
エブリとアトリエントが初めてブースを共有するICEロンドンの展示フロアで Inside Asian Gamingと話す中で、ピーターズ氏は両社は「アジアで始動し始めたところ」ではあるが、長期的な目標は間違いなくアジアでの拠点を拡大すること、そして米国以外の主な地域への進出を目指すことであると語った。
「現在我々の拠点はギャラクシー・マカオ、マニラ(リゾート・ワールド・マニラとシティー オブ ドリームス・マニラ)そしてアジアの複数の国々にあり、今後も拡大を続けていきたい」とピーターズ氏は説明した。
「アトリエントがいくつかの場所に拠点を持っている、そして我々は別の場所に拠点を持っている。パートナーシップを拡大し続けることで、その垣根を超えることができると考えています。それが我々の計画です。
アジアではまだアトリエントと具体的な活動は行っていません。実際別のどの場所でもアトリエントと何かをしたことはまだありません。しかし提携関係を進めながら、そこから具体的な動きを始めています」
実際のところ、パートナーシップの狙いは、エブリの金融サービスとアトリエントのプロモーション会員の決済を単一のハブに集中化することで消費者がカジノ体験をより簡単に楽しむことができるようにすることだ。
「この提携によって様々な面で協力する試みをしており、我々は本当に相性がいいと思います」とピーター氏は語った。
「決済側すなわちフィンテック側にいる我々は、クレジットカードのキャッシング、ATM、デビット、引き出しを扱う。そしてそこにアトリエントのピースをはめ込む。これが本当にぴったりと合うのです。常連客にとっての利便性を高めることに関して、事業者のためにできることが非常にたくさんあるのです。パートナーとして本当に相性がいいと思います」