株式会社ユニバーサルエンターテインメントは、 アジアベスト・グループ・インターナショナル(ABG)の株式取得を完了させ、フィリピンの統合型リゾート、オカダ・マニラの運営会社であるタイガー・リゾート・アジア(TRA)について同社が計画中の裏口上場完了に向けて大きく前進した。
月曜にホームページ上で行った発表の中でユニバーサルは、TRAがABGの子会社化を完了させたこと、そしてこの株式取得の目的が「 2019年中にフィリピン証券取引所におけるカジノリゾート会社の株式上場」であったことを明かした。
TRAは現在、ABGの株式の66.6%を保有する。
株式取得は当初、11月の完了を目指していたが、少数株主から追加情報の提供を求める申し立てがあったために延期されていた。
詐欺問題で昨年ユニバーサルの会長職を解任された岡田和生氏も1月、ABGの株式売却を許可しないようPSEに対して要請を行っていた。その当時の岡田氏の主張は、この株主売却が 「一般投資家を保護するというPSEの方針に矛盾している」というものであった。