香港に上場するランディング・インターナショナル・デベロップメント・リミテッドは、18年度の決算結果公表を前に業績の下方修正を行い、2018年12月31日までの1年間の損失計上を予測していることを明かした。
損失には様々な要因があり、その中には2017年末に行ったロンドンにあるカジノ、レ・アンバサダー・クラブの売却や中国の照明機器事業そしてイギリスのゲーミング事業の廃止によって約6億5700万香港ドルの利益を失ったこと、2017年12月31日までの年度で約2億900万香港ドルの取引減損の戻入れを行わなかったこと、そして韓国にある同社のIR、済州神話ワールドで段階的に行われている施設オープンのための費用が増大しているなどが含まれる。
18年度の最終的な数字は2019年3月末に発表されると予想されている。
ランディング・インターナショナルは、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領が同社の土地リースを無効化したことでマニラで計画中の統合型リゾート開発計画が頓挫したことやヤン・ジフイ会長の3か月間の失踪など激動の2018年に耐えてきた。
ヤン会長はその後11月に表舞台に復帰し、中国当局による尋問のために拘束されていたことを認めている。