フィリピンのゲーミング規制当局であるPAGCORのゲーミング営業からの収益が2018年、679億比ペソ(約1400億円)に達し、前年比で18.34%の増加、そして歳入予算目標を10%も上回る結果となった。
木曜遅くに行われた財務報告の中で、PAGCORは2018年の純収益が315億比ペソ(約660億円)となったことを明らかにし、これは前年度から536%という大幅な急増であり、目標としていた28億比ペソ(約58億円)の10倍もの増加となったことを示している。
この好調な数字は、フィリピンのカジノ事業者の業績が前年に引き続いて成長した結果であり、ソレアリゾート&カジノのオペレーター、ブルームベリー・リゾーツとメルコのシティー オブ ドリームス・マニラは2018年四半期収益が過去最高となったことを報告しており、オカダ・マニラはオペレーションを増加、そしてリゾーツ・ワールドマニラは2017年6月に同施設を混乱に陥れた単独犯による悲劇的な銃撃事件の後で回復を見せ始めた。
収益増の結果として、PAGCORのゲーミング税と賦課金もまた18.34%増加し、356億比ペソにのぼった。
今週のInside Asian Gamingの報道によると、最近、2019年フィリピンのゲーミング粗収益が41億米ドル(約4500億円)に達すると予想したPAGCORのトップ、アンドレア・ドミンゴ氏は、現在のアジアのIRブームを最大限活用するために、新しいカジノライセンスの発行停止令を緩和し、個別の案件ベースにするようロドリゴ・ドゥテルテ大統領に求める考えを示している。