ウィン・リゾーツが2018年12月31日までの3か月間のマカオオペレーション全体の結果を公表し、ウィン・マカオの収益が5.2%減の5億5340万米ドルであった一方で、ウィン・パレスの収益が12.8%の7億4060万ドルとなり同社を黒字に導いたことを明らかにした。
ウィン・パレスの18年第4四半期カジノ収益は、前年比12.3%増の6億3690万ドルで、マスマーケットでの業績が改善したこと、そしてVIPで勝率が上昇したことが主な要因となった。
VIPの勝率は17年第4四半期の3.02%から3.25%に上昇したが、18年第4四半期のVIP売上高は横ばいの161.6億ドルとなった。その一方で、マステーブル・ドロップは15.6%増の13億米ドルとなり、その結果マステーブルの収益金が16.2%増の3億740万ドルとなった。スロットマシンの掛け金総額もまた9.9%増の9億2060万ドルに増加し、収益金は5760万米ドル、それと同時に非ゲーミング収益は15.7%増の1億360万ドルに達した。
ウィン・パレスの2018年第4四半期調整後プロパティEBITDAは2億2660万米ドルで、2017年同期間の1億9010万ドルから19.2%増加となった。
ウィン・マカオでは、VIP売り上げが18.2%の大幅減少となり、それを背景に収益が減少、17年第4四半期の売上高156.2億ドルに対して127.8億ドルという結果になった。
ウィン・マカオでは、勝率の増加によってマスのゲーミング粗収益(GGR)が11.2%増の2億5570万ドルとなったにもかかわらず、マステーブル・ドロップは横ばいの12.6億ドルとなった。スロットマシンの掛け金総額は6.3%減の8億7840万ドルとなったが、スロットの収益金は8.8%増の4440万ドルとなり、その一方で非ゲーミング収益は横ばいの7440万ドルにとどまった。
ウィン・マカオの調整後プロパティEBITDAは9.9%減の1億6760万ドルとなった。
18年第4四半期のウィン・リゾーツ全体の収益は4.0%増の16.9億ドルで、ウィン・パレスとラスベガスでのオペレーションのGGRがそれぞれ8400万ドルと1170万ドル増加したことがその要因となった。