様々な法律問題や基本顧客ベースへの課題に悩まされた1年の後、東南アジアのカジノオペレーター、ドナコ・インターナショナルはカンボジアのIR、スターベガスとベトナムのアリストで回復への道を歩み始め、2018年12月31日までの3か月間で好調な成長を見せた。 同四半期のグループ全体の純利益は合計で2250万豪ドル(約18億円)となり、それに対して同期間よりも長い2018年9月30日までの4か月間の収益は2370万豪ドル(約19億円)だった。
同四半期のグループのEBITDAは810万豪ドル(約6億円)で、2018年10月までの4か月間に計上した520万豪ドル(約4億円)からの増加となった。
ドナコは過去18か月間を、タイで以前の事業パートナーたちとの間に起こった度重なる法的争いに費やし、タイのベンダーがポイペトのスターベガスに隣接するスターパラダイスで非競争契約を無視してゲーミング事業の運営を続けたことに端を発したシンガポールでの仲裁手続を通じて、オーストラリアに上場するドナコは1.9億豪ドルの賠償を求めている。
そういった問題にもかかわらず、ドナコは18年第4四半期に4億2128万タイバーツ(1340万米ドル)の純収益を報告している。それに対して2018年10月までの4か月間の純収益は4億7030万タイバーツだった。EBITDAもまた1億6935万バーツから1億8104万バーツに増加した。
国境の中国側でVIPジャンケットと客に対して、基本的には見かじめ料を要求して、脅迫を行った中国犯罪集団のために、事業がマイナスの影響を受けたアリストでは、問題の解決がローリングチップ量45%増の8150万米ドルに増加するのを後押しした。
ローリングチップの売上高は合計1億6980万米ドルとなり、2018年10月までの4か月間に記録した5190万米ドルから増加した。
ドナコによると「施設にはさらに多くのジャンケットとプレイヤーが戻り続けてきており、回復傾向は継続する」