ウィン・マカオが、未払いになっている貸付金3300万香港ドル(約4億6千万円)を取り戻すために起こしたマレーシアでの現地ビジネスマンに対する画期的な訴訟で勝訴した。
ギャンブル契約を承認していないために、マレーシアの法律がゲーミング事業者がギャンブルによる借金を回収するための法的措置を認めていないにも関わらず、金曜日このような判決が言い渡された。
ロイター通信によると、ウィン・マカオの弁護人は、同社が支払いを求めていた負債はギャンブル契約の結果ではなく、オペレーターとマレーシアのファンドマネジャーであるポール・ポー・ヤンホン氏との間で結ばれたクレジット契約によるものであると主張することができた。
ポー氏は4000万香港ドル相当の貸し付けを受けたが、2017年にウィン・マカオが残りの支払いを求める法的措置を取る前には、700万香港ドルしか返済していなかった。ポー氏は、その金額に利子を合わせた額を返済しなければならなくなった。
ウィンの弁護人ビンセント・ロー氏はロイター通信に対して、この判決がマレーシア市民による借金返済を求める人にとって前例となることを期待すると伝えた。
「不服申し立てがなければ、今日のこの判決が近い将来マレーシアの法律となることを信じている」とロー氏は語った。「ゲーミング業界全体にとって良い兆候だ」