香港に上場する投資会社、ゲット・ナイス・ホールディングスが、静岡県牧之原市に地域型統合型リゾートを開発するために日本の昭徳リナルド株式会社との合意契約書に署名した。
今週香港証券取引所に提出された報告書の中で、ゲット・ナイスは完全子会社のジーニアス・ワイズ・ホールディングスが静岡県でホテル、カジノ、レストラン、ショップ、エンターテイメント施設そしてコンベンションセンターを持ち、総床面積が400,000平米となる日本版IRの開発を予定していることを明かした。静岡県は日本で最も有名な自然の観光名所である富士山を有する。
ゲット・ナイス・ホールディングスは以前、マカオのカジノ、グランド・ワルドの株式の65%を保有しており、2013年にギャラクシー・エンターテインメント・グループがその株式を買い取り、再開発を行って現在はブロードウェイ・マカオとなっている。
同社の報告書によると、昭徳リナルド株式会社は日本で「ホリデーリゾート」を運営するための政府の許認可獲得を目指しているという。ゲット・ナイスは、同社の知る限り、静岡県牧之原市の統合型リゾート選出委員会事務所が、昭徳リナルドにリージョナルIR開発の唯一の候補者としての確認の文書を発行したと付け加えた。
同社の日本版IR入札の理由を説明する中で、ゲット・ナイスは合意契約書は「海外事業を多様化させるための戦略と一致しているだけでなく」、同社の不動産開発部門を補完するものでもあると述べた。
「グループは、自社の過去数年のマカオでの統合化エンターテインメント複合施設運営で得た幅広い経験と日本でのIRプロジェクト開発におけるSRCの知識とローカルネットワークを組み合わせることを通じて利益を得ることが予想される。このような統合によって、新たなビジネスセグメントがもたらされ、長期的にグループに新しい収益の流れが加わることだろう」