月曜、中国本土の販売時点情報管理(POS)決済端末を使用して現金を引き出した犯罪組織へのマカオと本土中国警察による合同捜査によって、マカオでの21名を含む合計37名が逮捕された。
マカオ司法警察局によると、この犯罪組織は地下銀行の事業形態を取っており、メンバーはPOS端末を使用し、中国本土で決済が行われたように見せかけてマカオにいる客に現金を供給していた。
報道によると、犯罪組織はマカオへと渡る本土出身者を募集し始めた2016年から活動を行っていた。同集団はそれ以来、資金源として現地カジノの不特定のVIPルームで5つの口座を開いていた。警察は今週この5つの口座から2400万香港ドルを押収したと報じられている。
当局の報道官によると、今週月曜にマカオと多数の本土都市で同時捜査が行われた。9戸の住居用ユニットへの強制捜査の後に、司法警察局によって21名が逮捕され、本土のPOS端末32台が押収された。さらに、北京、河北省、湖北省、天津と広東省珠海の本土都市で他に16名が逮捕され、さらに多くの銀行カードとPOS端末が押収された。
当局は、逮捕者のうち5名が現地マカオ企業2社と共謀して、偽の情報と虚偽の書類で外国人労働者の身分証明書を申請したことを認めていると明かした。