日本をリードする観光・ホスピタリティ企業の加森観光が、カジノやエンターテインメント施設から学校、医療センター、商業及び小売り区域そして複世帯住宅までのすべてを含めた北海道虻田郡留寿都村でのリージョナル統合型リゾートに向けて大掛かりなビジョンをまとめた。
企画では、加森観光のすでに充実した施設を大きく拡大することとなり、そこには毎年150万人以上が訪れる人気スキーリゾートで受賞歴のあるルスツリゾートホテル&コンベンションも含まれる。北海道でもっとも人口の多い地域の留寿都が位置する後志管内の人口は約26万人で、半径70キロメートル以内に300万人以上が暮らしている。
「留寿都の統合型リゾートは、コミュニティーベースのコアサポートインフラ開発を可能にさせる」と加森観光の加森久丈社長は言う。「全体のスキームではほんの小さな要素でしかないカジノゲーミングを別にして、我々のビジョンには医療施設、学校、商業及び小売り区域、複世帯住宅そして更なる観光とエンターテインメントの場、その全てが環境に配慮したやり方で含まれます。真の”統合型リゾート”となるでしょう」
加森観光のビジョンでは、人口増加と北海道の二大支庁である札幌と函館のつながりを促進する北海道中央部のハブを作り出すことを目標としている。
「訪問客は北海道に自然やアウトドア、スキー、郷土料理、文化そして遺産を求めてやってくる」と加森社長は語った。「北海道の統合型リゾートには、一年を通しての観光を支え、お客様にユニークな体験を提供する豊富な冬のアクティビティが必要です。スキーインフラ無しにして、寒い冬の間統合型リゾートが繁栄できるとは思いません」
留寿都のコンセプト計画には、1,300室のホテル客室を含む223,000平米のレジャー&エンターテイメントエリア、25,000平米のMICE施設、そして6,800平米のゲーミングエリアに加えてスパ、レストラン、バーやラウンジそして店舗スペースが含まれる。ゲーミングエリアはリゾート全体の床面積のおよそ2.9%を占めることになる。
加森観光のパートナー、顧問会社のザ・イノベーション・グループによると 、同施設のゲーミング粗収益とゲーミング以外の収益を組み合わせた予測は、年間で優に10億米ドル(約一千億円)を超える。