MGMリゾーツ・インターナショナルは、MGM 2020と呼ばれる新プログラムの一環として、年間の調整後EBITDAを2021年までに3億米ドル(約326億円)増加させると発表した。
コスト削減、効率向上、会社の発展を目標とするこのプログラムは、調整後EBITDA(税引き前・利払い前・償却前利益)を2020年までに2億米ドル、2021年までにもう1億米ドルの増加を含んでいる。
MGM社によると、MGM 2020は「収益を最大化させ、テクノロジーへの主要な投資を通じて、会社のデジタルトランスフォーメーションに向けた基礎作りを行い、収入増加に励むために権力を集中させた組織を活かすことを目指とした全社的で、ビジネスのイニシアチブになる」とのこと。
この計画は、MGMの2018年インベスターデイで概説されたテーマを発展させたもので、2015年に実施された利益成長計画を基礎としている。
「現在、当社は組織として、さらなる進化を遂げている」と、会長のジム ・ ミューレン氏は言う。「MGM 2020は、当社に向けた最も効果的な運用構造の展開および活用方法をさらに進化させることが目的だ」
ユニオンゲーミングの分析家、ジョン・ディクリー氏は、概算や目標株価上昇のニュースに触れ、MGM 2020はMGM社にロードマップを提供して、調整後EBITDAを36億米ドルから39億米ドルに引き上げる2020年の強化目標を達成する、と言及した。
「これまで、35億米ドルという2020年の調整後EBITDA強化目標が指針の下限を下回ると控えめに予想していました」とディクリー氏は解説した。
「今では、手元にある脚本から、長期のEBITDA予想をより深く確信しており、当社の2020年の調整後EBITDA強化目標予測を36億米ドル(約3,800億円)に引き上げました。
2億米ドルのEBITDA目標の約3分の1は、2020年終盤に訪れる第1期の残金と共に、2019年終盤までに達成されると予想しています」