インペリアル・パシフィック・インターナショナルのマーク・ブラウン会長は、10月にサイパンを襲った台風「ユチュ」の壊滅的な被害を受けて、スタッフの解雇や事業の縮小を余儀なくされたにも関わらず、同社がインペリアル・パシフィック・リゾートの完成期限に向けて順調であると述べた。
Inside Asian Gamingからの質問に答える中で、前回の辞任からたった9カ月後の10月、以前の役職に復帰したブラウン会長は、「他に大きな災害がない限り、期限は守られる」と主張した。
IPIの長期計画を詳細に説明する中で、今年の初めにインペリアル・パシフィック・リゾートの完成期限である2018年8月31日が、2021年2月28日まで2年半延長され、ブラウン会長は、「それでも建設は継続し、カジノ管理当局は当社のスケジュールに理解を示している」と付け加えた。
会長は、喫緊の焦点は、ポール・スティールマン設計の15のヴィラを含むビーチフロント沿いの別のVIP施設、ビーチリゾートホテルの完成だと述べている。それが完成すれば、リゾートのメインタワーの作業へと戻る予定をしており、324の客室が完成する。
しかしながら、ブラウン会長は、サイパンがユチュの被害から復興を続ける当面の間、IPIには作業員の数を削減する以外にほとんど選択肢は残されていないと繰り返した。
「台風ユチュによって大規模な事業損失を経験しており、作業員の数は調整が必要だ
この島は可能な限り復興に向けて進んでおり、翌週にはフライトもいくつか再開し始める。しかし、台風が島全体に影響を与えているため、我々が前進し成功を収めるためにはスタッフの数は周りの状況に合わせなければならなかった」とIAGに語った。