ユニバーサルエンターテインメントのフィリピン子会社であるタイガーリゾート レジャー アンド エンターテインメント インクは、2021年6月30日までの3カ月間に、オカダ・マニラでのカジノの営業制限の影響を受けて、調整後EBITDA損失額は2億400万比ペソ(約4億4,800万円)に転落した。
8月5日(木)に発表されたユニバーサルの21年第2四半期と21年上半期の財務諸表によると、オカダ・マニラのゲーミング粗収益は3月四半期の51.2億比ペソ(約111.6億円)から49.0%減少し、わずか26.1億比ペソ(約57.3億円)となった。
この下落には、4月から5月の一時期までオカダ・マニラのカジノの営業停止と、四半期後半の稼働率が30%に制限されていたことが反映されている。
スロットは苦境の矢面に立たされ、GGRは69.6%減少して5億7,800万比ペソ(約12.6億円)となった。マステーブルゲームのGGRも52.2%まで減少し5億2,600万比ペソ(約11.4億円)、VIP GGRは28.8%減の15.1億比ペソ(約33億円)であった。
来場者数は、第1四半期の57万2,451人から20万8,024人に減少した。
上記の減少はあったものの、同社の2021年上半期の営業損失は、前年同期の52.7億円(4,800万米ドル)に対し、20.2億円(1,840万米ドル)に縮小した。 これには、第2四半期全体のカジノの営業停止期間も含まれている。
ユニバーサル社は、2021年6月30日までの6カ月間で親会社の所有者に帰属するグループ全体の連結損失169.3億円(1億5,420万米ドル)を報告。これは、すべての事業分野における下落の影響を受けている。
同社のパチンコ・パチンコ機事業の営業損失は、前年同期比で71.4%減の23.2億円(2,110万米ドル)となった。