サンシティグループのフィリピン子会社、サントラスト・ホーム・ディベロッパーズが、サンシティWCホテルという名称の新会社の法人化を完了させた。新会社は同社が手掛ける7億米ドル(約727億円)をかけたホテル・カジノ開発の運営を監督する仕事を担うことになる。
サントラストは水曜の報告書を通じて、フィリピン証券取引委員会から、サンシティWCホテルに法人格を与える認定証を受け取ったことを正式に発表した。
新会社の定款によると、サンシティWCホテルの主な事業目的は、「ホテル、健康およびウェルネス店、シネマ、駐車場、エンターテイメントセンター、アミューズメントセンターおよびその他観光関連施設、その付帯や系列施設とサービスの構築、建設、運営、管理または維持、そして事業の実施に必要またはそれに有用な可能性があるあらゆる不動産および個人資産の所有(土地以外)、保持、リースまたはサブリース」
同社は、サントラストの完全子会社となり、サントラストは同社の全株式10,138,200株を、10,138,200比ペソ(約2,180万円)または1株当たり1.0比ペソで取得している。その取得株にはサンシティWCホテルの最初の取締役会のメンバーが保有する2つの記名割当株が含まれる。
サントラスト自体はサンシティグループが100%子会社であるフォーチュン・ノーブルを通じて51%を所有しており、比不動産開発会社のメガワールド・コーポレーションが43.5%、オーロラ証券が残りの5.5%を所有している。
2022年末頃完成予定の同グループによるホテル及びカジノ開発には7億米ドルの費用がかかる見込みで、土地の広さは約44,000㎡、建物の総床面積は182,000㎡になる予定。
マニラのエンターテインメント・シティ地区にあるウェストサイドシティ・リゾートワールド内に位置する同プロジェクトには、VIPとマスゲーミングを合わせてゲーミングテーブル400台、スロットマシン1,200台、そして5つ星ホテル客室400室と960台分の駐車場が含まれている。