マニラのエンターテインメント・シティにあるカジノは営業再開までもう少し待たなくてはならない。フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領が7月15日までさらに2週間、首都圏の一般的なコミュニティ隔離(GCQ)措置を維持すると発表した。
しかし、クラークフリーポートゾーンの事業者にはもう少し良い知らせがある。ドゥテルテ大統領は中でもパンパンガ州で修正されたGCQ(MGCQ)を実施し、一部限定的にカジノ営業を認めた。新しい措置はウィダス、D’ハイツ、ロイスおよびフォーチュンゲートといった同地域にある多くのカジノに影響を与える。
フィリピンのゲーミング規制機関、PAGCORは以前、Inside Asian Gamingに対して、事業者が「ニューノーマル」に合わせるよう調整し、MGCQの条件の下で大半の従業員を再び迎えることができると予想していると話していた。
火曜、ドゥテルテ大統領は、MGCQ下のエリアはそれでも、「地区レベルでのコミュニティ隔離、ゾーニング、最低限の衛生基準の厳格な実行、医療システムの受け入れ能力の拡大、そして海外在住フィリピン人、現地で足止めされている個人および濃厚接触者の隔離」を「厳格な地元の行動」によって実施することが求められると説明した。
マニラ首都圏がしばらくはGCQのままになる一方で、ドゥテルテ大統領は、制限が割合早く緩和される可能性があるという一部の希望は少なくとも示しており、住民による「実質的な準拠」が行われてきていると述べた。
フィリピン通信社によると、これは同地域が新型コロナウイルスの大規模感染拡大を避けられる「非常に大きなチャンス」があるということを意味している。
ドゥテルテ大統領は、「マニラおよび残りのマニラ大都市圏では、人々は実質的に準拠していた。違反がなかったとは言わない。違反はあったものの、他の場所で見たような規模ではなかった。ここマニラでは、少なくともそれを回避する非常に大きなチャンスがある。強化されたコミュニティ隔離措置が実施されたままになっているセブシティでは別の話だ。セブは、今新型コロナウイルスの流行地域になっている」と述べた。
「なぜか?誰も従わないからだ。多くの人が従っていない。私は政府を運営するために今ここにいる。ずっといるわけではない。事実、もう最後の2年間に入っている。しかし、皆、行いを改めたほうがいい」