ゲーミング・エンターテインメント企業のセガサミーホールディングスが、2020年3月までの下半期に日本国内でのIR参入に向けた取り組みを活発化させる計画だと述べている。
この情報は、2020年第2四半期決算短信の中で明かされた。同四半期は、デジタルビデオゲームの販売が好調であったことに支えられて収益が81億円へと26.6%増加した。また同社は、45%を所有する韓国の統合型リゾート、パラダイス シティでの業績改善も報告した。
セガサミーはまだ日本IRのビジョンに関する本当の詳細を明かしていないものの、第2四半期の決算発表で、投資家に対して、3月の年度末までに「日本国内におけるIR参入に向けた取り組みが活発化することを想定しており、 先行費用の増加を見込んでおります」というメッセージを送った。
同社は以前、もし日本で最大の人口を抱える東京がIRレースに参入した場合、IR開発の候補地を東京にすると強調しており、セガサミーの会長兼グループCEOの里見治氏は昨年12月に、そうなった場合、相当額を投資する準備をすると述べていた。また、セガサミーは、参加するいずれのコンソーシアムでも過半数株を所有したいとも主張していた。
仁川のパラダイス シティの残りの55%を所有する韓国のカジノ事業者、パラダイスは2019年1月、IAGに対して、日本のIRライセンス獲得に向けてセガサミーとの提携を検討すると話していた。