ブルームベリー・リゾーツ・コーポレーションは継続して記録を塗り替えており、フィリピンのIR、ソレアリゾート&カジノでVIPホールド率が上昇し、マステーブル・ドロップ(掛け金総額)およびEGM掛け金総額が過去最高の水準となったことで、連結EBITDAはこれまでで最高の50億比ペソ(約101億円)に達した。
同四半期のソレアのゲーミング粗収益は、主にVIPでの幸運によって前年比19%増の146.2億比ペソ(約297億円)となった。VIPの取引高は1,770.5億比ペソへと5%減少したものの、3.49%というホールド率に後押しされて収益は61.8億比ペソへと33%増加した。2018年第2四半期のホールド率は2.49%だった。
逆に、マステーブル・ドロップは前年比14%増の125.1億比ペソにのぼったが、収益はホールド率の低下によって40.8億比ペソへと3%減少した。EGMの掛け金総額は23%増の654.8億比ペソ、収益は26%増の43.6億比ペソとなった。
ソレアでの非ゲーミング収益は、レンタル収入の増加とホテルおよび飲食売上が徐々に増加したことで22%増の19.8億比ペソにのぼった。
ホテルの客室稼働率は93.2%から89.4%に低下し、ブルームベリーはその理由を、グランドボールルームの閉鎖、そして新ゲーミングスペースへの改装計画が、会議やその他の事前予約イベントに関連するホテル予約の減少につながったと話す。
ブルームベリーが運営する韓国のカジノ、ソレア・コリアでは、収益が前年比157%増の1.35億比ペソに達しており、同社は優位性のあるカジノプログラムのおかげだと説明している。同社は、韓国での事業費も4,500万比ペソ増加したものの、これは8,200万ペソの追加収益を生み出したゲーミングプロモーションの増加にけん引されたと付け加えた。
ブルームベリーの連結純利益は前年比52%増、前四半期比11%増の24.5億ペソ(約49.9億円)となった。