メルコリゾーツのシティー オブ ドリームス マニラが近く、フィリピンに2つめのIRを作る可能性が出てきた。
現地紙フィリピン・スターによると、メルコの現地パートナー、プレミアム・レジャー(PLC)のウィリー・オッシャー会長が、今週行われた19年第1四半期業績報告で投資家に対して、2つ目のシティー オブ ドリームス開業の可能性が社内ですでに検討されていると伝えたという。
同紙は「パートナー企業、そして社内でもシティー オブ ドリームス拡大についての調査が行われている」というオッシャー会長の発言を引用した。しかしながら、会長はシティー オブ ドリームス マニラの現在のゲーミングライセンスはパラニャーケのエンターテインメントシティの今の場所にのみ適用されるものだと述べ、「もし適用したければ、別の土地が確保でき次第PAGCORに申請しなければならないだろう。拡大に向けて様々な取り組みをしているが、土地はまだ特定していない」と話した。
PLCはメルコリゾーツの子会社(フィリピン)と運営契約を結んでおり、シティー オブ ドリームス マニラから生じたEBITDAの50%もしくはマスゲーミング売上の15%のどちらか大きい方、それに加えてVIP売り上げの5%を受け取ることになっている。
シティー オブ ドリームス マニラが建つ土地を所有するPLCの親会社、ベルコープもまた、土地の使用でメルコから賃貸料を受け取っている。
ベルコープは以前、現在のシティー オブ ドリームス マニラの敷地を隣接する土地へと広げることをほのめかしていた。
検討されている2つ目の施設のオープンは、エンターテインメントシティのソレアリゾート&カジノの動きに似たものになるとみられる。ブルームベリー・リゾーツが運営するソレアリゾート&カジノはケソン市のソレア・ノースの建設を今年中に開始する予定をしている。
今週PLCは、シティー オブ ドリームス マニラのゲーミング粗収益における同社のシェアを6億6,400万比ペソから1Q19には7億2,500万比ペソと9%拡大させたと報告した。